岸本真奈美 プロフィール
きしもとまなみ 東京から、ニューヨーク、そして現在パリに拠点を置いてヘア、メイクアップ・アーティストとして、出版や広告界で活躍。
1996年に活動拠点をパリに移した後、アレルギー症状に悩み、ヨーロッパヤクゼンの専門家オオニシ恭子氏に師事。以来、菜食を中心とした料理教室を主宰し、おいしくて健康と美容にいいレシピが話題をよぶ。自然療法による美容法、健康法を提案している。
著書に旧姓名、セ川マナ美の名前で『東京・パリの12カ月 おいしい 野菜ごはん』(庄司いずみと共著、講談社刊)
ビズジャポンに2010〜2018年、西洋野菜、食材で作る日本食等〜95レシピを掲載 http://www.bisoujapon.com/
こんにちは。
世界的に大流行となっている新コロナウイルスの影響は広がり続け、フランスでも日に日に外出制限等、
生活に大きな影響が出ています。
実は以前から計画していた帰国が早まり、長年住み慣れたパリを離れ、拠点を東京ー伊豆に移すことになりました。
2010年7月にビズジャポンから始まったレシピ紹介は、ビズフランスになってから20回目を数える今回で、残念ながら最後となります。
今回はフランスの家庭で一番人気の焼き菓子、ガトーショコラです。
友人のバースデーやお世話になった方へのお礼にもよく作っていたガトーショコラ。
我が家ではハート型を使って、カカオ70%以上のブラックチョコレートを多めに使い、有塩バターも少量使って作りますが、材料の割合はお好みでアレンジしてください。
カカオは、美肌効果や玉ねぎと同様の血液、血流改善に有効な成分が含まれていることでよく知られ、フランスでは、甘さを抑えたほろ苦いカカオ70%以上のチョコレートも大人気です。
最後になりますが、長い間レシピを見てくださった読者の皆様、そして、連載を通して新たな発見、自分らしいレシピと向き合う貴重な機会をいただきました編集長の江草さんに心から感謝いたします。
岸本真奈美 2020年3月末、パリにて。
○材料(22cmのハート型1台分)
ミルクチョコレート 100g
ブラックチョコレート(カカオ70%以上)70g
無塩バター120g
有塩バター50g
グラニュー糖120g
卵 4個
小麦粉 40g
アーモンドパウダー 大さじ2
ココアパウダー 適量
塩 ひとつまみ
1.鍋にバターとチョコレートを入れ、極弱火にかけて焦がさないように溶かし祖熱を取る。
2.型に油を塗り、底にオーブンペーパーを引く。
3.卵は卵黄と白身に分ける。オーブンを180度に設定する。
4.卵黄とグラニュー糖を泡立て、1を混ぜる。
5.4に小麦粉とアーモンドパウダーをふるいにかけて入れ、混ぜる。
6.卵白に塩を入れ泡立て、1/3の量を5に入れて泡立て器で混ぜてから、残りも入れ、ざっくりと混ぜる。
7.ゴムベラを使って型に6を流し、オーブンに入れて30〜40分焼く。
8.型から出して紙を外し、冷ましてからココアを振る。
*焼き過ぎに注意し、表面の焼き過ぎが心配な場合は途中でアルミ箔をかぶせるといい。