© 2021 VVZ Production – Pathé Films – Constantin Film Produktion – M6 Films
パリのシンボル、エッフェル塔は、1889年にパリ万国博覧会の最大の呼び物として建造された。高さ300mの鉄製という当時としては異例な建造物の設計に挑んだのは、ニューヨークの自由の女神の製作者として名声を獲得していた、技師ギュスターヴ・エッフェルだ。
万博モニュメントの制作権を競うコンクールで優勝したエッフェルが指揮をとり、華々しいスタートを切ったのも束の間、完成までには、茨の道のりが続いたのである。
今では想像もつかないが、当時はパリの景観を破壊する、との理由で芸術家を始めとするパリ市民が、エッフェル塔の建築に反対運動を起こす。さらに建築作業員たちが賃上げを要求してストライキをしたり、資金不足に陥ったりで、あわや建造中止という事態にまで及んだのだ。
本作では、ギュスターヴ・エッフェルがその難題を一つ一つクリアして行く様子が描かれる。
そして、最初は万博モニュメントに興味がなかったエッフェルが、この壮大な建築計画へと踏み切ったのはなぜか?その影には、ある悲恋の物語が存在したのだ。
ギュスターヴ・エッフェルに扮するのは、フランス映画界を代表する名優ロマン・デュリス。エッフェルが忘れられないかつての婚約者アドリエンヌを演じるのは、イギリスのコメディドラマ『セックス・エデュケーション』でブレイクしたエマ・マッキー。
世界で最も有名な観光スポットの一つエッフェル塔誕生秘話、その裏に隠された悲恋の物語、そしてロマン・デュリスの名演。歴史とロマンスとヒューマンドラマを楽しめるエンターテイメント作品だ。
3月3日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国公開
公式サイト:https://eiffel-movie.jp
出演:ロマン・デュリス、エマ・マッキー、ピエール・ドゥラドンシャン、アレクサンドル・スタイガー、アルマンド・ブーランジェ、ブルーノ・ラファエリ
監督:マルタン・ブルブロン 脚本:カロリーヌ・ボングラン 音楽:アレクサンドル・デプラ 編集:ヴァレリー・ドゥセーヌ 美術:ステファン・タイヤッソン
2021年 フランス・ドイツ・ベルギー 108 分
原題:EIFFEL
配給:キノフィルムズ