著者の朝比奈誼は、45年間にわたりフランス文学研究、フランス語教育に携わり、教えた学生数は、のべ1万人。90歳にして今なお現役のフランス語教師として活躍している。
本書は、パリ発の情報ウェブサイト『MON PARIS(モンパリ)』の連載コー ナー「月刊・朝比奈ふらんす語」で書き続けた約200本のエッセイから 42本を厳選し、楽しい挿し絵をつけて再編集したもの。
フランス語と日本語、 国家、政治、文学、スポーツなど多岐にわたるテーマで、その時々の注目トピックを筆者独自の視点で批評・解説した、時代の記録(クロニクル)だ。
第1章 フランス語と日本語の接点
第2章 日本とフランス、遠さと近さ
第3章 フランス新聞に見る、アメリカと中国
第4章 世界の多様性
第5章 ラ・フォンテーヌ ― 寓話と現代
<著者プロフィール>
朝比奈 誼(あさひな よしみ) 1933年東京に生まれる。東京大学フランス文学科卒業。立教大学名誉教授。 45年間にわたりフランス文学研究、フランス語教育に携わる。仏検出題委員、審査委員、(財)フランス語教育振興協会副理事長を歴任。現在、朝日カルチャーセンター講師として『パスカルを読む』『フランス語圏の文学に親しむ』を講じる。著書:『フランス的ということ』(有斐閣)、『コトバの壁 — 外国人の目で読む日本文学』(大修館書 店)、『フランス語和訳の技法』(白水社)『デカルトの道から逸れて』(小沢書店) 共編著:『フランス文学史』(白水社)『事典、現代のフランス』 『パリ 歴史の風景』 訳書:『ミュッセ中短編集』、モンテルラン『ポール= ロワヤル』ほか。
発行・販売 スローウォーター