国立新美術館にて、オルセー美術館特別企画 ピエール・ボナール展が開催中だ。
ボナールは、写実主義に否定的な立場をとり芸術の装飾性を主張した19世紀ナビ派を代表する画家である。美術学校の生徒だった時にパリで開催された「日本の版画(日本の巨匠たち)展」を訪れて以来、日本美術に傾倒し「日本かぶれのナビ」の異名を取っている。
フランスでは近年、ナビ派の画家たちへの再評価が始まり、2015年にオルセー美術館で開催されたピエール・ボナール展には51万人が訪れ、2014年のゴッホ展に次ぐ、歴代企画展入場者数の第2位を記録した。
本展覧会は、オルセー美術館の豊富なコレクションを中心に、油彩72点、素描17点、版画・挿絵本17点、写真30点の作品で構成される、ボナールの大規模な回顧展である。
12月17日(月)まで。
会場:国立新美術館 企画展示室1E
東京都港区六本木7-22-2
開館時間:10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで) 入場は閉館の30分前まで
休館日:毎週火曜
当日観覧料1,600円(一般) 1,200円(大学生) 800円(高校生) 中学生以下無料
詳細は
http://bonnard2018.exhn.jp(ボナール展HP)
http://www.nact.jp(国立新美術館HP)