© Casa Azul Films – Ecran Noir Productions – 2018
前作『さらば、愛の言葉よAdieu au Langage』から4年、齢88歳ジャン=リュック・ゴダールの最新作『イメージの本 LE LIVRE D’IMAGE』が、4月20日よりシネスイッチ銀座ほかで全国公開される。
新たに撮影した映像に、様々な<絵画>、<映画>、<文章>、<音楽>を巧みにコラージュし、現代の暴力、戦争、不和などに満ちた世界に対する“怒り”をのせて、この世界が向かおうとする未来を指し示す 5 章からなる物語。ゴダール本人がナレーションも担当している。
本作は2018年のカンヌ国際映画祭で、映画祭史上初めて、パルムドールを超越する賞として設けられたスペシャル・パルムドールを受賞。フランス映画界においてゴダールがいかに特別な存在であるかが、理解できる。
「八十八歳のゴダールが四年がかりで世に問う新たな傑作のこの異様な美しさはどうか」
と映画評論家蓮實重彦が絶賛。ぜひ、映画館に足を運びたい。
2018 年/スイス・フランス合作/フランス語・英語・アラビア語他/84 分