欧米でビジネスパーソンとして活躍している人たちの多くは、美術史をごく普通の教養として身につけており、ビジネスディナーの席や社交の場ではそういった知識を前提に会話が繰り広げられる。逆に商談はできても、2時間のディナーが持たなければ、ビジネスパートナーとしての親交を深めていくことは難しいと見なされる。
西洋美術史を知ることは、ヨーロッパの歴史とキリスト教が西洋文明にもたらしたものを知ることであり、グローバル社会でのコミュニケーションに役立つ。
本書は、ルーヴル美術館が所蔵する約6000点のヨーロッパ絵画のなかでも、最低限おさえておきたい63の名画を収録。
『西洋美術史』、『名画の読み方』などのベストセラーで知られる西洋美術史家の木村泰司氏が作品の解説をしながら美術史的な「読み解き方」を説く。
書名:世界のビジネスエリートは知っている ルーヴルに学ぶ美術の教養
著者:木村泰司著
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン