フランス在住ピアニスト、マサエ銀林のニューアルバム“JE TE VEUX ”

パリのエコール・ノルマル音楽院で学び、フランスを拠点に活躍しているピアニスト、マサエ銀林Masaé GIMBAYASHIのニューアルバム“JE TE VEUX ”が発売中だ。

アルバムタイトルから想像できるようにサティ、そしてガーシュウィンの作品との間に即興演奏が組み込まれる、興味深い構成となっている。

<今回のアルバムでもサティやガーシュウィンの合間に、インプロヴィゼーションが組み込まれているのは、ジャズで培われた彼女のユニークな音楽性の表れだろう。
サティをクールに淡々と弾くピアニストも多いが、マサエさんは心をこめ、ニュアンス豊かに表現する。サティが生きた時代や、彼を取り巻く芸術環境を想像して、「その時代を生きた音楽が弾きたい」と彼女は語っている。ガーシュウィンについても同じことが言えると思う。しかもそれらが彼女の自作と交互に配列されたところに、このアルバムの比類のない面白さがある。過去の音楽と彼女の「今」とが、合わせ鏡のように互いを照らし出すのだ。
選曲も、曲の配列も、もちろん演奏そのものも申し分なく、このアルバムは現時点でのマサエさんの自画像と呼びたくなる。ピアノの響きを隈なく捉えた録音の秀逸さも、その価値をいっそう高めている。>
(著述家・研究者の沼辺信一による評論の抜粋)

アルバムは以下のサイトから購入可能。
Links (Spotify, iTunes, Amazon, Deezer, CDBaby, Googleplay..) https://fanlink.to/cB2p
Qobuz https://www.qobuz.com/…/je-te-veux-masae-gimb…/r6go9qpr7c7dc

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