フランス人の動物彫刻作家フランソワ・ボンボン(François Pompon,1855-1933)の展示会『フランソワ・ポンポン展 動物を愛した彫刻家』が7月10日から日本で初めて開催される。
フランソワ・ポンポンは、20世紀初頭のアール・デコ期に人気を博した動物彫刻家。作品の特徴は、鳩や猫、犬など身近な動物から豚や牛などの家畜、キリンやヒグマ、シロクマなど動物園で見られるような動物まで、その生態を詳しく観察し、極限まで細部をそぎ落としシンプルでなめらかな造形にした点だ。
本展は、ポンポンが建築と彫刻の基礎を学んだ美術学校があるディジョン市のディジョン美術館、出生地ソーリューにあるフランソワ・ポンポン美術館、パリのオルセー美術館、そして国内でまとまった数のコレクションをもつ群馬県立館林美術館からの、合わせて約90点の作品で構成。
初期の作品からオルセー美術館所蔵の代表作≪シロクマ≫を生み出し、名声を確立していくまでの制作の全貌をたどる日本初の回顧展だ。
2021年7月10日(土)~9月5日(日)に京都市京セラ美術館(京都市左京区)にて開催。
続いて、9月18日(土) 〜11月14日(日)に名古屋市美術館で開催される。
詳細はhttps://pompon.jp