蓮實重彦による幻の名著『フランス語の余白に』が、音声付きで復刻

本書『フランス語の余白に』は、フランス文学者、映画評論家、小説家そして元東京大学総長として知られる著者による、唯一のフランス語教科書だ。

1981年の刊行以降、革新的なスタイルと魅力的な例文の数々で、フランス語を学ぶ学生たちに、衝撃を与え続けてきたと言われている。

長らく復刊を望む声が多く、ついに今年、朝日出版社創業60周年を記念し、復刻の運びとなった。

マリー=シャンタル蓮實の吹き込みとともに、魅力的なテキストの数々を味わえる本書で、厳選された例文を楽しむもよし、一度はあきらめたフランス語の森へ再び分け入るもよし。参考書としても、読み物としてもおすすめの1冊だ。
(刊行当初の形をそのまま再現し、仏文和訳、巻末練習問題の解答は用意されていない)


『フランス語の余白に』

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