事件から13年、“ファッション界の革命児”ガリアーノの栄光と転落、復帰を描くドキュメンタリー映画『ジョン・ガリアーノ世界一愚かな天才デザイナー』

2011年2月、クリスチャン・ディオールのデザイナーとして絶頂期にいたジョン・ガリアーノが反ユダヤ主義的暴言を吐く動画が、拡散された。その後、彼は、逮捕され、有罪となり、ブランドから解雇され、文字通り“すべて”を失った。

映画は、大胆なスタイルで世界中を魅了していったガリアーノの栄光から転落、そして復帰に至る道程を、ロンドンのセントマーチンズ美術学校での革新的な卒業制作のショー、パリ・デビューから各ブランド時代の超豪華なファッション・ショーやその裏側の貴重なアーカイブ映像と共に振り返る。

同時にケイト・モスやナオミ・キャンベルなどのトップモデル、女優ペネロペ・クルス、「VOGUE」誌の伝説的な編集長アナ・ウィンターやアンドレ・レオン・タリーをはじめとした、著名なファッション編集者や評論家たち、ガリアーノを診断した精神科医などへのインタビューを通して、彼の人物像に迫っていく。

そして、事件から13年が過ぎた今、ガリアーノ本人がカメラの前に座り、「洗いざらい話す」と語り始める。
年32回のショーを抱え、超人的な仕事量をこなしながら、相次ぐ大切な人の死に遭遇し、アルコール依存症が加速する中で、「ゆっくりと死に向かっていた」と自ら振り返る。

「彼の暴言の背景には何があったのか？」

『ブラック・セプテンバー／五輪テロの真実』でアカデミー賞®長編ドキュメンタリー映画賞を受賞したケヴィン・マクドナルド監督が、その謎に斬り込む。

監督・プロデューサー：ケヴィン・マクドナルド
出演：ジョン・ガリアーノ　ケイト・モス　シドニー・トレダノ　ナオミ・キャンベル　ペネロペ・クルス　シャーリーズ・セロン　アナ・ウィンター　エドワード・エニンフル　ベルナール・アルノー

9月20日（金）新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかロードショー

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