フランス発祥、相貌心理学の日本人スペシャリストが説く「顔はあなたの9割を語る – いちばん見られている個人情報のトリセツ」

相貌心理学とは、1億人以上の顔の分析と、統計に裏付けされた、フランス発祥の「顔の心理学」のこと。顔からその人の性格、思考、行動パターンはもとより、心の調子まで知ることができる、とする学問のこと。

まずは、顔を3つのタイプに分けて、さらに各パーツを取り上げ、それが何を表わすかを説いていく、あごは行動力を示す、輪郭を見れば体力量が分かる、という具合だ。

この本の要は、顔の分析をしてから、タイプ別に自己肯定感を高める方法やSNSの活用術などを指南してくれること。他人の顔分析ができれば、自分との相性、コミュニケーションの上手な取り方なども分かってくる、まさに 題名通り、個人情報満載の顔というツールの取り扱い説明書なのだ。

相貌心理学などと聞くとお硬いイメージがあるが、本書は軽妙で、思わずクスッと笑ってしまうようなユーモア感あふれる語り口でとても読みやすい。

「あの人のお顔を勝手に大分析!」と題するコラムでは、伝説のセクシー女優マリリン・モンローや、東京オリンピック体操男子の金メダリスト橋本大輝など具体例を挙げて、分かりやすく解説している。

著者の佐藤ブゾン貴子は、日本人として初めてフランスで、相貌心理学教授資格を取得。
帰国後は、相貌心理学を駆使して個人セッション、セミナー、講演などを行なっており、本書は相貌心理学をテーマにした5冊目の著書となる。


「顔はあなたの9割を語る: いちばん見られている個人情報のトリセツ」
著者:佐藤ブゾン貴子
発行: 三笠書房(王様文庫)

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